8月9日から8月11日の3日間限定で予定していたハッピーセット『ポケモン』、転売対策の努力も虚しく初日で販売終了になりましたね。子どもたちの落ち込んだ顔が目に浮かびます。
そこで過去のハッピーセットの《黒歴史?》について調べてみました。
マクドナルドのハッピーセットが、特定のコラボ時に“秒で終了”するのは偶然ではなく、人気キャラクター・限定性・情報拡散という三つの要素が重なって起きる現象です。過去の例と背景を整理すると、単なるブーム以上の構造が見えてきました。
売り切れの歴史
年 | コラボ内容 | 売り切れタイミング/特徴 |
---|---|---|
2005 | ポケモン | 初日115万個販売 |
2023 | 星のカービィ | 第2弾が初日で完売、第3弾中止 |
2025 | ちいかわ | 第1弾:3日、第2弾:24時間で完売 |
2025 | ポケモンカード | 初日に完売、玩具無くなるフェーズ発生 |
ポケモン(2005年)
「ポケモン」コラボでは初日に115万個を売り切るという記録を達成。これは当時の日本のハッピーセット史上、類を見ないスピードでした。
星のカービィ(2023年)
2023年、星のカービィグッズ付きハッピーセットが登場し、初弾が2日で完売。第2弾も初日で終了し、最終的には第3弾が中止となる事態に。
ちいかわ(2025年)
2025年春、人気キャラ「ちいかわ」とのコラボでは、初回3日で完売し、第2弾はなんと24時間以内に終了。予定されていた第3弾は中止という異例の流れに。
【NEW & ポケモン再び】ポケモンカード(2025年)
ハッピーセットにポケモンカードがつく企画が初日に完売。その結果、食事は販売されたがオモチャがないという餓鬼状態が多発し、SNSで話題沸騰。
売り切れの要因(私見)
1. 大人気キャラクターの露出×期間限定
カービィやちいかわ、ポケモンといったキャラクターは、テレビ・SNSなどで情報が拡散しやすく、瞬発的な注目度が極端に高まるのが特徴です。期間限定性がさらに後押しし、「逃したくない」と思わせます。
2. 製造・物流の限界
マクドナルドの公式声明では「ちいかわ企画は例年より多めに準備した」と述べられていますが、それでも想定を超える需要に追いつけなかったのが事実です。供給計画の読みにくさも要因として大きいと感じます。
3. 転売やSNS拡散による加速
転売目的で大量購入し、中身だけ取って食事を残す人もいたとの報告があります。このような行為がSNSで炎上し、「廃棄が多すぎる」とバズると余計に注目が集まり、さらなる“秒売れ”を誘発します。個人的には、「子ども向けの遊びのはずが、いつの間にか転売バトルになっている」という状況が切ないですね…。
「人気ゆえの売れ行き」だけではなく、供給と予測のギャップとテレビCMなどの大規模な宣伝により、供給を大きく上回る需要が発生したことが“秒で終了”現象を生んだですね。
次回“秒で完売”を回避するためには?
「人気キャラ」×「短期間」×「SNS効果」は今後も続く流れです。そんな中、以下の対策が有効になると思われます。
- 公式アプリやサイトで事前販売情報をチェック
- 余裕を持って店舗に向かう(初日の午前中がおすすめ)
- 限定企画では、転売目的ではなく年齢制限など“本当に欲しい人が優先される仕組み”になるよう声を上げる
個人的には、ハッピーセットは「子どもの特別な楽しみ」。転売や人気バトル争いに巻き込まれるのではなく、“ほっこりと平和な瞬間”であってほしいと強く思います。
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